2014.3.9 ~海澤日記~
14/03/09再び旅立ちの日です。ジープへ向けて出発します!!
飛行機で飛び出すこの空の先に今度は何が待ち受けているのか、遠足の前の子供のように体中がワクワクします。
そんな気分に浸りたいところですが、実はダイビングのライセンスの学科の勉強をほぼしていません。
5日前にやっとテキストが届き、提出しなければいけない宿題にまったく手をつけていない始末。
グアムの空港のバーで乗り継ぎ待ちの数時間ずっと勉強するはめになりました。
コーヒー一杯で4時間も居座ったら、定員に嫌な顔されてました。ああ、眠たい。
2014.2.9~海澤日記
14/02/09今日、日本に帰ります。ここに来て一番最初にイルカを見ました。青い広い海を見ました。
赤い朝焼けを見ました。青紫に染まる夕日を見ました。天の川の流れる満天の星空をみました。海の底に没む沈船を見ました。
サンゴや魚など様々な生き物の海の中の世界を見ました。二重に架かる虹といろんな小さな虹を見ました。
たくさんの景色と生き物に出会いました。そして多くの人と出会う事ができました。
たくさんの笑顔に出会う事ができました。たくさんの僕の笑顔にも出会う事ができました。いろんなものが詰まった小さな島に出会うことができました。
素敵な出会いをありがとう。また会いましょう、不思議の島のジープ島。もうすぐ成田行きの飛行機が出るので、ひとまず日本に帰ります。
2014.2.8~海澤日記~
14/02/08沈船ツアーの帰り道、水平線の上に綿飴みたいな白い雲がプカプカ浮いて、
太陽から降り積もる光が青い海に雪のようにきらめき、青い雪原をボートで滑走していきます。
ふと一緒に乗っていたエリックが指をさし「レインボー」と言いました。しかし空を見ても虹なんてどこにもありません。
どこ?と尋ねると、「ほら」と指をさした所はボートのすぐ脇でした。
目をやると、船首でかき分けた波の水しぶきでボートの脇に小さな虹ができています。
こんな所にも虹が架かっていたなんて。ジープに来てから目に映るいろんなものに虹が架かっています。
2014.2.7~海澤日記~
14/02/07朝から風も無く波も穏やかで、みんなワクワクしています。
ボートが到着するとボートスタッフのアポが「君島行けるよ」と言いました。
今日はレアスポット君島に行けるのです。特にこの時期はなかなか行けないらしいので、ほんとにラッキーです。
ボートで1時間ちょっと環礁を出て外洋にでます。船から海に潜ると、一気に60メートルのドッロプオフ。
サンゴの巨大な壁が垂直にそびえ立って、海の透明度は40メートルほどあり、暗い底に続いています。
気が付くと環礁内では見られない、外洋の大きな魚の群れが自分の周りを囲むように泳いでいます。
潮の流れにまかせて泳いで、風に乗る鳥の気分を楽しみました。
2014.2.6~海澤日記~
14/02/06島の周りを泳いでて、前から少し気になってたんですが、島の東側付近の海中の一部が藻のような海藻に埋め尽くされているのです。
前からなのかと思っていたら、どうやら半月前から急に大量発生してきているようなのです。
吉田さんもこんなになったのは初めてだと言ってました。
見た目が悪いだけならいいのですが、このままいくとサンゴが死んでしまって、かなり深刻な問題なようです。
というわけで、今日は藻の採取に乗り出しました。5人で海に潜りひたすら人力で藻を一つ一つ取っていきます。
2時間以上がんばって取り続けて少しはきれいになりましたが、人力では限界がありとても取りきれそうにりません。海から上がって改めて作戦会議です。
2014.2.5~海澤日記~
14/02/05昼頃から雨が降ったり止んだりして、出るか出るかと待ちわびていたら、ついにでましたレインボー!しかもダブルです!!
端から端までくっきりとした完璧なダブルレインボーです。
手漕ぎのゴムカヤックで沖まで出ると、島の頭上にはっきりかかった2本の虹が島を囲んでいます。
きっと虹の根元まで行ったら、虹の上を歩いて渡れるんじゃないかと思うほどに美しく、おとぎの国の出来事のようでした。
カヤックの上で必死でシャッターを切りましたが、本当に何枚撮ってもこの島の魅力は撮りきれません。
2014.2.4~海澤日記~
14/02/04子供達とお別れです。朝一のボートに乗り、日本に帰って行きました。
自分に出来た事はごくわずかでしたが、ジープ島を楽しんでもらえたでしょうか?
この島の魅力が少しでも伝えられたでしょうか?何も無い島の生活に不満はなかったでしょうか?
少しでも好きになってもらえたでしょうか?日本に帰ったら、写真を見てこの島であった出来事を思い出してもらえたらいい。
友達に島の思い出を話してもらえたらいい。大人になっても覚えておいてくれたらいい。
そしてまたジープ島に来たいと思ってもらえたらうれしい。海のむこうに見えなくなったボートを見つめながら、白い船跡だけが消えずにいつまでも残っていました。